JR東日本の経営 -事故事象①-
2025年 10月 25日

近年、JR東日本の鉄道経営は事故・事象が多々発生しており、特に東北新幹線においては一歩間違えれば多くの人命に影響を与えかねない事故を発生させている。それでも不動産業に熱心な代表取締役社長は人前に出てくることも無く、東北本部長などが記者会見の対応を行なった。そんな運輸業界が最近発生させた事故・事象から今のJR東日本を見てみよう。おそらく多くの事故・事象が出てくると思われるので今回は"その1"とさせていただく。
今回の特集のトップページは、こちらの記事となる。
"酒に酔った男性が終電から降りて再び乗車、始発まで5時間閉じ込められる"
⇒読売新聞オンライン -2024.11.17-
特に多いのはバス、そして鉄道でもメディアに表立って出ていないだけでそれなりに発生している閉じ込め。しっかり終着駅で点検を行っても誤乗や見落としは避けられない。しかしながら、入庫後に乗務員により点検を実施すれば発見でき防げること。真冬や真夏に閉じ込められれば乗客の命にもかかわる。幼稚園送迎バスで発生した悲惨な事象は多くの人の記憶に残っていると思う。
さて、JR東日本ではいわゆる"入区点検"を運転士の手当てを削減する観点から入庫後の運転士による車内点検を廃止。これにより車内を点検することなく車庫で電源を落とすことになる。手当削減後も自社他社問わずに発生する同様の事象を受けて乗務員には注意するように呼び掛けており、運転士は自身の判断で入区後の車内の点検を行っている、または行わざるを得ない状況となっている。当然、それに伴う賃金は発生しておらずサービス労働となる。
"山手線「パンタグラフ大量破損」何が起きたのか 車掌が異変に気付き発見"
⇒東洋経済オンライン -2025.05.28-
首都圏を代表する山手線のほとんどの電車でパンタグラフが故障するという異常事態が発生した。架線から電気を給電する限り故障という事故は起こりうるが、問題はその規模である。外回り電車を走っていた全21の編成全てにパンタフラフの破損が見つかった。今回は渋谷駅停車中に車掌がパンタグラフの破損を認めて報告。他の電車を調査すると外回り電車を走っていた全ての電車で故障が発生しており、終日運転見合わせ。翌朝も始発から電車が走れない事態となった。原因は架線断線によるものだ。
JR東日本の運転士は、少し前まで自分の担当する電車の到着する3分前までに乗継位置に出場。乗務が終了し降車した際も電車が進出する際に"目送"といい電車の状態を確認する作業が行われていた。異常な音や異常な匂い、パンタグラフを含む車体の異常の有無、発煙などが発生していないか確認する作業だった。前述の"入区点検"と同じタイミングで"最近の電車は壊れにくい"という名目のもと、運転士の手当てを削減するために目送を廃止した。また3分前出場についても廃止し、電車が到着する時点で乗継位置にいれば良いと変更され、こちらも賃金が削減された。列車乗継ぎに遅れれば処分につながるだけでなく、多くの旅客に影響を与える列車の遅れになる。乗務員(運転士・車掌)は遅れたくないという心理的から、結果としては早目出場を強いられている。
どんなに近年の車両が故障に強いとはいえ、物理的な損傷に関しては避けることが出来ないだろう。この"目送"も残っていたならば大規模なパンタグラフ故障だけでなく、ドアの荷挟まりなど様々な事故の芽を摘むことが出来たのではないか。そういった作業に伴う人件費を削減して利益を生み出す方が経営的にはプラスに働くと考えている。最近の経営姿勢からは強く傾向が見受けられる。
"JR高崎線の上尾駅でトラブル 車掌がホームと反対側のドアを開ける"
⇒埼玉新聞 -205.08.09-
JR高崎線で睡魔に襲われた車掌が上尾駅に到着の際に"誤ってホームと反対側のドアを開ける"という事象が発生した。幸いな事に転落した乗客はおらず、8分の停車で運転を再開した。列車には約2000人の乗客が乗車していたという。どんなに仕事が過酷だったとしても、睡魔に襲われて眠ってしまったとしても、ホームと反対側のドアを開ける事は乗客の命を危険にさらす行為であり許されない。社員のマルチタスク化や長時間労働が起因する事かは定かではないが、一度乗務を開始したらプロ意識を持って仕事に取り組んでもらいたい。
現在、運転士登用や車掌登用に関しては個人面談等で希望は聞くことはあっても、それが絶対ではないという。運転士や車掌になりたい人が登用されず逆になりたくない人が登用されるケースもあり、それがモチベーションの低下につながっているという。鉄道乗務員は特殊な勤務形態や労働であり、やる気の問題の以前に性格的な向き不向きも大きいと聞く。駅員のままでいい、車掌のままでいい、それは個人のワガママという場合もあるかもしれないが心身の事情による部分もあるので以前のように"試験制"に戻した方が乗務員の仕事へのモチベーションを持った社員を登用できるのではないか。今はあくまで"人事異動"として扱われている。
by alpha2025
| 2025-10-25 00:22
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